今回は、釣っていいのかダメなのか、漁師さんからお目溢しをもらってコソコソ釣れる高知新港です。
- 魚影:★★★
- 足場:◎
- ルアー釣り:★★
- 餌釣り:★★★★
ぶっちゃけると、みんながここで何を狙っているのかさっぱりわかんない。
休日になると、カゴ釣りやサビキ釣りで何かを釣ってはキャッキャウフフと喜んでいるファミリーが集っています。
個人的にここで狙いたいのはタチウオとコウイカ。
高知の太平洋側にある港の中では珍しく、全体が立入禁止になっています。唯一、港の隅っこに関しては釣りを見逃してもらっているようですね。
許された堤防はファミリーフィッシング向きです
新港はわりと広いので釣座も広いように思えますが、駐車スペースから一番近い突堤と、その北側のもう一個の突堤の2か所のみ釣りが黙認されています。
夜になると街灯がつくので、休日になると朝から夜までわりと人が多い印象です。
僕は平日の夜、人がいない時間にまったり釣りをしたりしています。
民家から遠いため、夜遅くでも近所迷惑にならないのが一番の推しポイントです。
高知新港ってどんな釣り場?
朝は爺さんたちの寄合所、平日の夜はほぼ無人、休日はファミリーフィッシング、というほのぼのした釣り場ですね。
高知県内でも一番ゆるっと釣りができるポイントといえるでしょう。
狙える魚種はあまり多くなく、チヌ釣りがメインでシーバスとかヘダイがチラホラ、あとは時期によって小アジやブリの幼魚、ほかにもガシラがよく釣れます。
とりあえず近場で何かしら釣ってみたいってときは、新港にライトゲームセットを持っていけばなんとかなるイメージです。
大物は迷い込んできて居着く傾向
新港というと小物釣りのイメージを持っているかもしれませんが、じつは大物もちょこちょこ釣れています。
アカメ、ヒラメ、タチウオなんかは一度居着くと中々出ていかないため、入ってきている情報があれば狙ってもいいターゲットです。
どうやら船の出入り口のところに網を張ってある(いつも何かが引っかかる)っぽくて、出難いのではないかと予想したり。
ほかにも50~60程度のシーバスがウロウロしているときがあったりして、シンペンでも引いてみると面白いかもしれませんね。
タチウオシーズンの穴場に
「ここタチウオ釣れるんですよ」っていうとめちゃくちゃ変な顔をされますが、新港はシーズンになるとタチウオが迷い込んできます。
何回か釣り人に教えたことがありますけど、一度は嘘つき呼ばわりされてひどく傷つきました笑。
高知新港のタチウオはF3〜F4クラスと型もよく、何回か切られましたが引き的にはたぶんF5クラスもいるはずです。
浦戸大橋下での場所取りに負けたときにでも思い出してみてください。
エギングが熱い・・・ときもある
少しでも墨跡が出ると、この狭い湾内でウロウロヒュンヒュンと周りの迷惑も顧みずに竿を振る(お祭りしてきても謝らないのがほんと嫌い)集団が現れます。
ここで釣れるのは主にコウイカなのですが、誰も釣れていないのか情報共有ができておらず、エギンガーたちがアオリイカを一心不乱に狙うわけです。
たまにアオリイカが迷い込んでくることもありますが、まぁ基本はコウイカと思っていいです。
シーズン終了あたりに新港の東にある小さなサーフへ行くと、コウイカのカットルボーンが大量に落ちているのが見れます。
ガチでアオリイカを狙いたいときは近くの矢板へ行くといいです。
夜釣りが熱い・・・ときもある
あまり通っているわけじゃないので詳しくはないのですが、数ヶ月に1回ぐらい、ものすごく水面がざわつくときがあります。
ずーっと何かの捕食音がバシャバシャとかボコボコとか鳴ってて、そういうときに限って狙えるルアーを何も持ってなかったりするんですよね。
その時々に応じて何が入ってきてるのかはわかりませんが、トップ系のルアーか、ゆっくり引けるワームをタックルケースに一つ入れておくと熱さを体験できるはず。
常夜灯の裏と表でも雰囲気が違うし、明暗どちらからもボイルが聞こえるのでドキドキします。
一度、タチウオの群れが入って来てたときは全力で釣りきってクソ楽しかったです。
朝2時で常夜灯が終了するよ
わかりやすくいうと26時に常夜灯が消えます。
もしかしたら時間は今後変わるかもしれませんが、夜釣りをしているといきなり真っ暗になるんで気をつけてください。
2時手前になるとヘッドライトを用意しておくか、もしくは明かりが消える前に撤収しましょう。
ちなみに、明かりが消えて少ししたぐらい(4〜6時頃)から爺さんたちが集まってきてワイワイと賑やかになってきます。
新港の釣りをすると怒られる場所
許された堤防の正面、東側の堤防は誰も釣りをしていないのでものすごくいい釣り場に思えますが、ここでの釣りは駄目というのが共通認識です。
駐車スペースから遠い上に、漁師さんにドチャクソ怒られているところが目撃されたりしています。
正直、どういう経緯で揉めたのかはわからないので、君子危うきに近寄らずって感じですかね。10年ぐらい前はOKだったんですけど。。。
2024年7月現在としては、駐車スペースから一番近い突堤と、もう一つ北側の突堤、この2箇所だけが許された堤防として黙認されている状況です。
昼の駐車は気をつけて
駐車スペースに関しても黙認されているだけなので、朝から昼にかけては工事関係者の出入り口を塞いだりしないようにしてください。
ここでは詳しく駐車スペースを紹介することはありませんが、近くを通るとわかるはず。
18時をまわれば作業者がいなくなるので大丈夫だとは思いますが、心配な人は常連さんに確認するようにしてみてください。
まとめ
新港はフグ撲滅爺さんが頑張ったおかげで、ほとんどフグがいません。
サビキで何かしら釣りたい、アジングワームで釣りを練習したい、などの需要に優しく応えてくれる良い釣り場です。
ヘチ釣りでもガシラとネンブツダイが釣れるし、子供を連れてのんびり釣りをするのに向いていると思います。
キャンプチェアーでも持ってゆっくり景色を楽しむのもありですね。